日本は武装していなくても十分に危険な国

日本は物価が高く、所得も高いから解り難いが、生産力に比した労働力価格が低めに抑えられているので、常にダンピング気味であり、他の国家にとって日本の生産力は脅威。

このダンピングを、生産性が高いとか、日本人は勤勉だとして正当化してはいるが、サービス残業や過労死やニート切捨てによって支えられている高生産力は、ダンピング以外の何者でもない。日本はその生産力によって他国の経済を脅かしているが、アメリカの軍事力によって護られているので、アメリカ以外は誰も文句は言えない。

アメリカの軍事力による傘がなくなったら、日本は国防の面で弱体化するだけではなく、反則的な過剰労働によって儲けていた分をもろに批判されることになるので、アメリカからの軍事力提供を断ることはできない。
悪徳商人が丸腰になったら袋叩きに遭うのと同様に、日本が丸腰になった場合は、過剰に儲けていた分を叩かれる。武力で叩かれないにしても、経済的に著しく不利になることは否めない。

中国が爆発的に経済発展するのが可能なのは、豊富な人口に裏付けられた大量の安い労働力のせいでもあるが、ダンピングしていても他国に文句を言わせないだけの軍事力があるからでもある。
アメリカの政権が親中国の民主党であるならアメリカも文句を言わず、むしろ中国製品を売る市場を提供してくれるので、好きなだけ金儲けできる。金儲けするには生産力を上げることも重要だが、それ以上に市場を力(軍事力とは限らないが)で囲い込んで確保することが必要になる。
そういう囲い込みが加熱して、市場の奪い合いを力ずくでやらなければならなかったのが、先の二度の世界大戦なのだろう。

市場を囲い込むのは金儲けのためだけではなく、その市場となった国が、囲い込んだ国に経済的に依存して抜け出せなくなるようにするためでもある。
ダンピングによって他国の市場を侵略している日本や中国は、軍事力で侵略しているのに勝るとも劣らない脅威になる。
そういう意味では、日本が世界を制するのに軍隊は不要で、非武装のままでどんどん出ていけると言えなくもない。

でも本当においしい部分は、軍事力世界一のアメリカが持っていってしまって、日本と中国の取り分はアメリカが許可した分でしかないのではあるが。



2月のCapeta

F3、もてぎラウンドの大詰め。カペタとライバルの金田の対決が熱い。

おそらく5コーナーのアンダーパスの部分が勝負の分かれ目になるはず。

予選の段階から、レインコンディションでもアンダーパスの部分だけ路面が濡れていないところがあり、レコードラインから外れているためみなそこは走らないが、金田とカペタはそこに目をつけて敢えてレコードラインを外してアタックしているという描写があった。usugeshampoo.net

常識の範囲を超えて、自分が良いと思ったことはなんでもやる、自由な発想を持った若い世代の挑戦者のメンタリティを描くために、そういうシーンを描いていたと思っていたが、これが決勝での伏線にもなっていたとは。

決勝レースは雨が上がってきて、次第に路面が乾いてくるため、レインタイヤで乾いた部分を走っていると、タイヤがオーバーヒートしてくる状況になっている。

そのため、金田もカペタもレース終盤は濡れている路面を選んで走る展開になっているが、それだとほぼ互角の速さの二人の順位入れ替えの可能性はなく、前を走っている金田を抜くチャンスがない。

おそらく来月号でカペタは、タイヤのオーバーヒートのリスクを冒して、乾いているラインを使ってオーバーテイクを仕掛けると見た。

そのポイントがおそらく、予選の段階から濡れているラインと乾いているラインが分かれていた、5コーナーのアンダーパスになるのではないかと。

すごいなぁ。こういう伏線は盛り上がる。
ひとつひとつはなんでもない要素に見えても、まとめて重なった場合にすごいドラマになっているというこの絶妙な演出。

う〜ん、すごいなぁ。勉強になります曽田先生。